本当の事しか言わない人嘘しか言わない人

例えば、嘘を信じていたら

十年来の親友であり恋人でもある彼はとても寂しがり屋だと思うんだ。なのに下手な意地を張って俺には「平気っスよ」とか言ってまたえへへと情けなく笑う。ありのままそうだ絶対このまんまお手本のようにそう言うに違いない。絶対、馬鹿だ。
だから俺はいっそ怒ってみようかと思う。
「―――獄寺くんっ」
「は、はい、なん、でしょうか、十代目…？」
目を白黒させる情けない君。どうしようもない君。寂しがり屋な君。強い君。優しい君。不器用な君。全てが君で、全ての君が俺に必要だとかもうそんな事一生言わない。死んだら言っても良いかもしれない。勿論天国で！
「今日は帰さないよ」
「ふ、ぇ、…へ!?」
ふぇってなんだよふぇって。
彼よりも身長は俺の方が小さいって言うのに、彼はビビりながら一歩引く。
ふふん、なんて不適に笑んでみて、これちょっと威厳ある気がする今度の取引で使ってみようか、と思う。わざときっちり締めていたネクタイも緩めてボタンもひとつふたつはずして。
…今の状態は上司と部下の関係ならこの図は合っていると思うけれど。残念ながら今は夜でプライベートルームの一室、二人きり。これじゃあ俺が彼を襲いそうな雰囲気だ。
「あ、ぁぁぁあの俺今日はホテルを取っていて、えぇとあの、明日の予定、が…」
「ここ俺の部屋。ていうかここ俺の屋敷」
「…はい……」
「俺の発言には絶対でしょ、獄寺くん？」
「あのでも、」
「まだ何か」
「………ッ！すみません…！」
びくーと泣き出しそうな表情で、なんでもありませんっ、と首を振る。必死なのか首を振りすぎなのか顔が青い。
「よし。いいコだね」
今度はにっこりとなるべく優しく。
「甘えて良いんだよ」
「……ぇ」
「昔のように皆で楽しく過ごす時は無くなったからね。寂しいよね。山本も雲雀さんもハルも京子ちゃんもランボもリボーンもイーピンもフゥ太もお兄さんやディーノさんシャマルとか…獄寺くんは嫌がるかもしれないけどビアンキも、俺の母さんも、皆一緒にいて。大変だったけど楽しくて」
「はい…」
視線を落として過去を振り返りその瞳に寂しさを映し出すくせにその手は俺に伸びない。俺を必要としていない。なぁ気がついてるか、それがどれ程俺にとって悲しい事か。
振り返る過去はとても楽しくて嬉しいことがいっぱいで、その分何回も死に掛けた時期でもあったけれど。
「―――ねぇ獄寺くん」
「はい」

「寂しい？」
「いいえ」

即答こそが彼なりの否定。強さを見せる彼の弱さ。
「嘘つきだね」
「そうでもありません」
「うん、そうか」君は嘘が本当になるくらい嘘をつくのが上手くなったんだね。褒められた事じゃない。
「獄寺くん」
「はい」
「僕は寂しいよ」君が少し遠くて。
「なら傍にいてあげますよ」
その手が俺にのびた。俺に触れる。久し振りに唇を重ねて久し振りすぎて息の仕方を忘れた。

彼の嘘にもう少し付き合ってやろうかと、思った。







猛毒マリアさま　　例えば７題 02.嘘を信じていたら

眠くて何書いてるのかわからなくなってきたので強制終了。再起動はまた明日。おやすみなさい！

幸せな夢を見てるいつもいつも僕は君を想い

11日と12日と14日にぱちぱちありがとうございますだにゃー！(まだやってる)
そういやぱちぱちの絵を変更したのっていつ…？



お題提供　猛毒マリアさま　　例えば七題01.君が僕のものじゃなかったら

絶望先生アニメ化ってマジですか？

うそぉぉぉぉぉん！絶望先生がですかっ。うわぁぁぁマジですかU局ってなんですか
あぅぅピアノの森も映画化なんだねビックリしちゃうよおねいちゃん
あぁッ蟲師の映画は見たいな…ッ
ふへふへおおふりのアニメは4月12日からからかぁ…！…ぇ、てゆか深夜なの？

私信すんません
理久くん、あそこどうなんですか？予備校。
良いのか悪いのかゆきには判断が出来んよ；；
「ウチに合わない人もいるからね」てなんかその合わない人にゆき入ってる気がするよ…！ひぃぃ
体験の時の先生苦手だったよぅ中学の時行ってた塾長に似てるよぅ泣
あの時の塾長とは一応仲は良かったハズなのに怒られた記憶しか残ってないもんッ；
うーんうーん訳わかんないよーでも大手ってそんなものかな

おっおわたよー！！！

ゆ、指痛いにょ、
にゃんにゃんバトンのまま失礼！
↑の絵はアレだにゃ。ずうっとゆきの頭の中にいたキャラ達で昔とは随分設定を変えちゃったそして妹も増えちゃったコ達ですにゃ。最初香君が真面目タイプだったんだけどにゃー・・・
伶君が真面目タイプになっちゃいますたにゃ。うへうへ。
でも当初の設定香君は頭良くて、伶君はお馬鹿て設定は変えにゃいつもりだにゃ！変えたから何かあるにょかって言われたらそんにゃに無いんだけどもにゃ。
香君が長兄できゃはー☆タイプだけど頭良くて弟と妹溺愛してて、
伶君が次兄で兄嫌ってて真面目にゃのにそんにゃに頭良くにゃくてだからこそ兄がむかついてて、
柚子ちゃんはのほほんしててお兄ちゃん大好きっこだと良いにゃ！
うにゃー４コマ漫画やりたいにゃ笑　絶対ギャグに走るにゃ。
うにゃうにゃ。

８日にぱちぱちありがとうございますだにゃー！！アレ描き上げられたのもあにゃた様のお陰だにゃ…！

コンタクトの使用期限は守ろう

うわー痛いよーコンタクトの馬鹿やろぃ。でも沢山助かってるぜコンタクト君。そろそろちゃんと買いに行こう。めんどくさがらずに行こう。

ぐれさんと理久から来ましたなんかこのバトン何回か見かけたなー…ふたりから来たのでおそらく次の日記も引き続きにゃだと思います。覚えてたら…！でも明日は暇だからきっと日記つけるな！うん…！

☆猫バトン☆

・これが回ってきたら次に書く日記の語尾すべてに「にゃ」「にゃん」「にゃー」等をつ けなくてはならない。
・「な、ぬ」も「にゃ、にゅ」にすること。
・一人称は必ず「我輩」にすること。
・日記の内容自体は普段書くような当たり障りのないもので構わない。
・日記の最後に５人！まわす人の名前を記入するのを忘れないこと。
・既にやったことがある人でも回されたら何度でもやる事。


えーと、久々に絵を描きましたにゃ。お友達に進呈するつもりで描いたんだにゃ。だけどもだにゃ、三人はさすがに多いにゃとさっき気がついたにゃん。多いよにゃ。色にゅるにしても大変だにゃ。アホな道を進んでるにゃ。
携帯日記の方に画像あるんだけどにゃあんな感じにゃ。三人きついにゃ。
てゆかこのバトンのまま小話にゃんて書いたら皆笑ってくれそうだにゃ。呆れられるかにゃー？
うぃ。明日はお休みにゃんだにゃ学校。一日中ネット生活だにゃきっとにゃ。ダメな人生だにゃ。
絵茶室でこそこそ絵でも描くかにゃ。未だにペンタブで絵描くの苦手にゃん。ぇ、ゆきの絵板見たらわかるにゃんて？そうですにゃ。ペンタブ持つと震えるのですよ大層なチキンですにゃー！

そういえばだにゃん。火曜日の深夜久し振りにデスノのアニメを見たらOPとED変わったんだにゃー。聞いてはいたけど雰囲気変わったにゃー。ナイトメア好きだったんだけどにゃ…。
地獄少女はにゃんと言ってももっくんの水着姿が一番怪しかったにゃん。にゃんであの人Tかにゃ。普通の海パンはにゃいんだろうか。Tはきもいにゃん。きくりはふんどしだしにゃー…
ふむふむ。ここら辺で良いだろかにゃん。最近アイシールド２１の蛭セナに「うわぁぁー！」と思うんだけどにゃ、あんまりサイト様を見つけられてなくて悲しいにゃん。それにしてもアイシを２，３年前に知ってここまでCPを考えなかった自分を褒めてやりたいにゃん。最近はもうダメだにゃん。にゃんでもCPを考えてしまうにゃ（まさに腐女子にゃ！）でもアイシは蛭まもも好きだにゃ。ノーマルばむざいだにゃ…！

ぱちぱちサンクスだにゃ×××
ぐれさん＞＞ひゃー！こんばんはだにゃー！ひーひー迷宮読んで下さってありがとうございますだにゃん！（にゃんのままで失礼！）こう…キチクボ同盟はあるけど鬼畜時任同盟もあって良いんじゃにゃいかと思っちゃいましたにゃん（ぁ、ゴロ悪いかにゃ…）
束縛はきっとされたいんですよね久保田さんはにゃ。そうじゃにゃいと自分がわからにゃくにゃる人じゃにゃいかと思ってますにゃん。にゃんこ語だとカッコがつきませんにゃー…！
ひひひ、読んでるコッチは痛いんですがくぼちゃんが幸せであれば良いにゃーと願いにゃがら。。
はわわわ独特ですかにゃ///　中学の時の先生に言われて以来ですにゃ…どくど、く。にゃにゃー///
にゃんだかゆきの周りではインフルエンザが流行っているようにゃのでお体にお気をつけ下さいませ！コメント本当にありがとうございますだにゃん！

６日にぱちぱちして下さった方もありがとうございますだにゃー！

そうそう。曖ちゃんにゃんにゃんバトンやってくれると嬉しいにゃ…！

迷宮

束縛しようとしたのはいつからだったか何故だったかどうしようと思っていたからだったか覚えていない、けれど。
どちらが束縛していたのかだなんて、　解るはずもない。

「うっ、ゲホゲホ…っ！ぐ、んぅ…ッ」
ザー、という水音。吐瀉物。暗い。世界が暗い。あれ今深夜だったか。なんで俺ここにいるんだっけ。
仕事だったっけ、そう、女と寝る、仕事。愛なんて嘘のように転がってる世界だ。金さえ積めば愛も買えるのだろう。なんて素晴らしい世界だろう。滅べば良いのにな。
疲れた。
すごく疲れた。
「時任、」
どうして俺はお前以外を拒絶してしまうのだろう。

「おかえりくぼちゃん」
にこにこ満面の笑みで出迎えた猫は腕を伸ばし俺にしっかりと抱きつく。「おかえりどうだった」
「どう、って…別に、何も感じない…」
「そう」ふふ、と微かに笑い声が風に乗って聞こえた。笑ってる、時任が。
「時任こそ、」「うん？」「家から出てないよね」「あぁもちろん」
まだ暗かった。朝方だろうとは思うけれどまだ世界は暗かった。少なくとも俺の世界はこんなにも。
「…くぼちゃんはさ、僕じゃない人が好きだよね」
「何、言って、」
「でも僕の事は一番に好きなんだよね。ふふ、知ってる」
「…うん……」
「一番に好きっていう感情よりも傍にいなきゃいけない、ていうか。簡単に言えば僕なしじゃ生きていけないっていうか。かわいそうなひと」ふふ。ひどく綺麗に微笑む時任は抱きたい程美しく殺したいほど憎らしく。
細くしなやかな脚を持って玄関先だと言うのに俺は本能的に彼をゆっくり押し倒した。酷くゆっくりと。
廊下はひやりとする。世界が静かだ。あれ、俺は生きているのか。
「食べるの」
簡潔に問う時任は焦りも見せずくすくすとまた嗤う。
「うん、時任が、俺から離れないように。俺を、嫌わないように」
「僕が？」
ふと、きょとん、と時任が目を丸くする。しかしすぐに「あははははは！」狂ったように無邪気に高らかに笑う。
「何言ってるの！」
涙目の時任。あぁ愛しい。あぁ憎らしい。
―――――くぼたさん、
好きなのは君だっけ　それとも
―――――くぼたさん
…あの、純粋な瞳をした子犬だっけ。

「ほんっとかわいそうなひと」
君は俺の何？
「大嫌いだよ君なんか」
それでも俺は君が好きで、
「でもその分好きだよあいしてる」
俺は君に救われたい。

「僕しか愛せない体のくせに他の人が好きなんだね、かわいそうに」

そっと抱擁した時任の腕はかよわくて細くて折れてしまいそうで。なのに何故かちぎれない鎖のようにずしっと重かった。

ヒミツの花園三男応援しま！

ドラマ「ヒミツの花園」
やーーーーー！！三男っすよね…！要潤さんかっこい！月山さんとくっついて欲しい。釈さんがかっこかわいい。
長男えーと堺さん。長男に負けるな三男ー！普段タラシのくせに本命を前にするとヘタレになるとかなにそれちょう萌える。やばい…！

黒レンジャー出陣しまッす☆（キモすぎる）

華夜乃ねぇさまから回ってきますた！バトン久々！くふふ！


●レンジャーバトン●


■始まりの合図

尺八…v　（なんで）

■身長は？

あーもう良いよ身長なんて何回日記でバラした事か。150いってねっつの！きー！

■身長に比べて体重は多い方と思いますか？

…あぁん？（黒レンジャー落ち着いて！）

■体型はどうでしょうか？

ずどーん

■髪質はどうですか？また好きな髪型は？

元々天パで髪の量多い上髪太いと思ってたのにこの前美容師さんに「髪は細い」と言われました。
えー信じらんない。
好きな髪型…。うーん、邪魔にならないようにまとめてる事が多いだけでねー…うーん

■目について語ってください。

目！右・近視の左・遠視です。乱視ちょびっとで斜視なんかもあったりします。写真撮るのちょい苦手。
てゆか絵描く時目って大事だよねー…！ぇえと描いた目に色を付けるのが未だに苦手なんですよ。

■顔についてどう思いますか？

え？フツーじゃないすか？（もしくはフツー以下…　- -；）
描く時は輪郭が一番描いててイライラする…！

■誰に似ていると思いますか？

色んな人に「～～に似てる」言われるけど有名人でこの人に似てる、てのは確か無いなー

■好きなものを沢山あげてください。

久保時、獄ツナ、山ツナ、普太、天太、連あい、あべみは、たじみは、猫アリ、スザルル、コンユ、ハーキリ、准望
…あれ、CPは聞いてないって？笑
えーと普通に食べ物とかだったらお子様ランチが好きです。もう食べれないけどねー！あの色々ちょびっとづつ入ってるのがたまらない…！いいなぁいいなぁお子様。
甘いのも辛いのも苦手。コーヒーは砂糖ないと飲めないけど。

■嫌いなものを沢山あげてください。

生き物全般？（ハハハ…）猫は勿論大っ好き…！
えーとレバーとゴーヤ。煙草。うーと、からかってくる人。

■涙を流す(流しそうになる)ものは？

う、…ギャグでいけばたまねぎ。
マジになら…実話とかの、、病気で～とかの。ね。

■自分の心に響いた話は？

乙一さんの死にぞこないの青と君にしか聞こえない。
あれを確か中学の時に読んでショックを覚えたような。

■１日で一番好きな時間は？

夜。18時くらいから22時くらいが好き。

■自分ってどんな人に見えると思いますか？

うーん、反応薄いなこの人ーとか、独占欲強いなこの人ーとか、ちっちぇなーとか

■さぁこのバトンを受け取る７レンジャー!!
レンジャーって今７人なの？５人の世代なんですが。特撮系って今何やってるんだろう。
ピンクレンジャーゆいさん
白レンジャー理久



25日にぱちぱちありがとうございますー！！
えへーカレーつくる前に下絵を描いていたら時間がなくなりました。しかも包丁で指切った！（久し振りすぎる）
とぷ絵変更ー＾＾

今日は何日でしょう。

やべーやべー！25日だ…！うーぁー！
一応サイトのTOP一ヶ月に一回は変えようと思ってたんだけどなー；
ううーこれから頑張ってもどうかなー今日中に間に合うかなー…
でもカレーつくるって約束しちゃったしなーあーくそめんどい

えへへへ23日にTDL行ってきますた
学校サボ…ってないよ！当たり前ジャナイカ、あはん（きもす
22日は起きたら…9:30だったけど…ねぇ…（本当どうしようかと思った）
23日は、あー中３生お疲れ様でしたっ！酷い雨で試験受ける気分によくなったよね皆さん（え
TDLも酷い雨の中「寒ぃ寒ぃ」言いながら楽しんできましたよvえへ。ジーパンが膝下びっしょり。靴も靴下もびっしょりで重かったです。傘が途中でめんどくさくなってささないでいたらさすがに見かねた友が傘に入れてくれました…すみませんありがとう。
夕方くらいになると止みましたねー。夜は星が見えて「あれオリオン座だよねー」と無い知識を無理矢理引っ張ってちょっと知識人ぶってみました☆（普通オリオン座くらいわかるよ；）

最近ゆきの周りでは”「Ｓ・Ａ」南マキ”がブームでして。帰り道に本屋に寄って（集めてるの僕なので）僕が最新刊を買って電車内で読んでました三人で 。（今考えると少し妙な光景）
感想を一言でいうと、竜がフォモに走ったのかと思った。良い傾向だ（良くない）
慧くんも純くん（裏ならば）もフォモいけると思うんだけど（止めてください）慧くんなら光さんが男でも愛せると思ふ！純さんもヲトメだけでなくヲトコもめろめろに出きると思うよ、あは！（だ・ま・れｖ）

はひー笑　じゃあカレーでも作りにいきますか。絵は本当どうしよ。2月22日までに描こうと思ってたんだけどな…にゃんにゃんの日だものゆきの中での受けコちゃん達を全員集合させた絵でも描こうかなって（あはん黙れ有害生物が）

そうして彼は弱々しく俺の手を取った。

希望が持てる話をしよう。そう言ったのは何を考えてるのかいまいちわからない（長い付き合いなのだけれど…）、子供のようなきらきらした瞳で、いや無理に笑顔をつくっていつもの調子を取り戻そうとしている彼だった。はぁ、なに？と聞くと、例えばだよ！今僕が宇宙人に連れ去られたとして、
ちょっとまて何その設定。もうちょっと現実味あるのが良い。　えぇじゃあ何が良い？僕が正義の味方でとか実は僕は女の子でしたうわぁビックリ！とかが良いの。
長い間俺は沈黙して、…宇宙人でいいや、と妥協を許した。それがいけなかった。
彼はふふんと勝ち誇ったように笑み一気にまくしたてた。そもそも宇宙人ていると思う。僕はいると思うんだよね、だってさ他の惑星に住んでいる人を宇宙人て呼ぶのならば僕らも宇宙人て事になるよね。あぁもしかしたら僕らとは違う生き物で人じゃなかったりするとは思うんだけどさ。あれ、そうしたらなんていうの、未確認生命体？あれ、違うよね、宇宙生命体？　…あぁもうなんでも良いや。それでその定義の広い宇宙人（こいつにとってはな…）にさ、僕が連れ攫われたとしようじゃないか！はいでは問題、それは一体誰でしょう！
あぁなんて長い前フリだったんだ。全然意味がわからない。彼の思考はいつだって人智を超えている。…ような気がする。
にこにこ微笑む彼、しかし何処か笑顔が引き攣っているような気もする。なんて言ったって彼が本気を出せばこんな演技も朝飯前だろうしいつもそれにひっかかる俺もだんだん飽きてきた。今日はなんだ。演技なのかそれともその必死こいた瞳は本気なのか。この見定めがいつも難しい。
言っておくけど、希望が持てる話をしたいんだよ僕は。いけしゃあしゃあと唇を尖らせて文句を垂れた。眉毛を八の字に困った風に上目遣いで見上げてくる。その瞳の大きさ睫毛の長さ肌のきめ細やかさその小柄な体躯、こいつがふざけて言った「実は僕は女の子でした」ていうのも中々アリなのかもしれない。…想像したらちょっと（いやかなり）背筋が凍った。前言を撤回しておこう。
つーか、誰でしょうって…、そこまで言ってはた、と乾燥した冷たい空気に晒されて乾いた唇を閉ざした。目の前の小柄な彼の俺と同じように乾いた唇から漏れる吐息は白濁した空気へと変換されている。
なんだ、寒いのか。訊ねるとむぅと頬を膨らませて、いーから答えて！と先を急ぐ。そうもいかないだろお前体弱いくせにていうか頭無駄に良いくせにバカだよなー何の為にその頭脳はあるんだ羨ましいぞこの野郎。　ぶつくさ言いながらも俺のマフラーを彼の首にしかと巻きつける辺り俺、こいつに甘すぎる。あり、がと、う。切れ切れに感謝を述べる彼。あぁくそ、なんだかんだ言って可愛いんだよな俺弟いないし弟ってこんな感じなのか。
はー誰って…、あーんーんーじゃあ仕方ない。　　…え？　　お前がピンチだっつうんなら俺が助けに行ってやるから。な？だから―――　　っばーか！ばーかばーか！　　は！？なんだよオマエ！いきなりバカって、
うっさいなんでもない。ごめん違うよ、もういいんだよ。気にしないで、僕は君に、
ん？
…なんでもないや。はー。僕に希望はないのかなー。誤魔化し笑う彼が灯の灯らない自分の家を見上げて、じゃあこれで。送ってくれてありがとね。酷くきれいに微笑んだ。
俺が何も言わない事を良いことにすたすたと俺に背を見せて迷いも無く家の鍵を片手に闇に吸い込まれていく。　あのさぁ。声をかけた。　…え、　振り向く彼は闇に飲み込まれる寸前だったと思う。
そんな回りくどく助けを求めてないでさ。　びく、と彼の肩が震えたのが視界の端に映った。
連れ去って欲しいなら連れ去ってやる。助けて欲しいなら助けてやる。さぁ選べ。
ゆっくり彼は息を吸い、はいた。やや顔を強張らせたまま、ごめん忘れてよ。
希望が持てる話がしたいんだろう。　なに、僕が言った事全部最初から理解してたの。ならなんで誤魔化したりしたのさ。　うるさい黙れ。俺はオマエが口に出して本音を言うまで行動しない出来ない。　…知ってるよ、
今までに無い苦い顔をしてそれでも彼は嬉しそうに、
さぁ希望が灯る物語を



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うー長くてすみませ、ていうか何書いてんのか自分でも理解してません一応オリキャラという部類に入るのかなこいつら。