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戯言私信
絵をかいたり日記だったりまぁとにかく色々かきます。
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2007-04-06 [Fri]

「……………ルルーシュ?」

掠れた声に自分で驚いた、いや、そんな事に驚いている暇もなくただただ自分がひたすら憎んだ男を見つめ、硝煙の立ち上る掌サイズの拳銃を見下ろした。「―――ヒッ…!」急激にソレが汚らしいもののように思えて慌てて叩き落した。がしゃん、と派手な音が響いた。
「あ…ルル、シュ、なん…で?」
自分の手で撃った憎い男は、自分が此の世で一番幸せになって欲しい人物だった。
…俺には、心から忠誠を仕えていた人がいた。
彼女は皇族でありながらもブリタニア人は勿論、名誉ブリタニアである自分も日本人さえも分け隔てなく平等に皆の幸せを願っていた。彼女は行政特区日本を確立し、平和は目前と言う時に―――彼女は日本人を皆殺しにせよ、と命じた。そうして憎きゼロに撃たれ命を引き取った。彼女の人生はそこまでだった。信じられない程あっけなかった。
彼女の評判はそれ以来すこぶる悪く、様々な所で罵られなじられ、しかしまたある所では褒め称えられた。
俺は、俺だけは、知っている。
彼女は自らの本心で日本人の抹殺を命じたのではない事を。
死ぬ間際確かに言ったのだ、みんな 喜んで くれ た…?、自身の死期を悟ってなお心配するのはやはり世界の平和だった。そして俺なんかの事だった。
もし、俺の考えが正しいのであれば、彼女はゼロに操られていた。
ならばならばなんという事だろうか! なんという仕打ち、なんという屈辱!
俺はゼロを絶対に許さない。 彼女の命をあっけなく奪った彼を許さない。殺してやるんだ。彼女に膝を付いて詫びろ。それまで絶対に、許す訳にはいかない…!

なのに。
そう誓ったのに。
ゼロがあのルルーシュだっただけでこの俺は。
「ルルーシュ…!どうして、…ッどうして! なんで、ルルーシュ…っ」
俺が世界を変えたいと思ったのは、ルルーシュとナナリーの為だった。
ルルーシュは幼馴染で一番の親友で、一番の…愛しい人。
その細身と切れ長の目、小憎たらしい唇、時たま俺とナナリーの前で素直で無邪気な微笑をみせる彼。猫のようで、でも猫に好かれない体質の自分は臆病で想いを伝える事も無く。
彼女のいない今 一番守りたかったのは彼だったのだ。
「それなのに」
自分で撃った。
恐らく死んではいない。急所を瞬間的に逸らしたのだ。彼が仮面をとりうっすら自虐的に笑んだその瞬間。
俺は、どうすればいい?
彼はきっと死ぬつもりだった。俺に殺されて幸せだとでも言いたげに、ありがとう、と呟いたのだから。
まだその彼は生きている。気絶し、息は細いもののまだ。
どくん どくん、 俺は どくん
「……………………………いやだ」
視界がぼやけた。涙が溜まりそしてすぐに頬に筋をつくる。
「ルルーシュ、死んじゃ、…いやだよ」
幼子のようにいやだいやだとだけ叫び涙した。
こんな こんな穢れた世界に
「一人にしないで」
だってすっと一緒だった。
別れてもまた出逢えて君は変わらず俺に優しくしてくれて。
君がいたからこそ「俺は俺でいられたのに」
だから

ごめんユフィ。君を死なせてしまって。
ごめんルルーシュ。君を生かしてしまって。



例えば7題 06.奪い去っていけたら  猛毒マリアさま



あんまりお題に沿ってなかった…!あれれ


はくしゅおへんじ!
ぐれさん>>うわぁスミマセン…!て、えーとうーとそこらへんはぐれさんのサイトへ直に行ったので省略させていただきます…!
生徒会長なんですよー!!なんか、誰にも信じてもらえない…!笑
家族も知らない気がする なぁ…困ったなぁ笑笑

6日にもぱちぱちありがとうございますー!!バイトでへとへとだけど元気がでてきた よ…!涙
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